勲章を額装しなくても良いたった一つの理由

現行の授与基準では等級は廃止され、功績の性質によって頂ける勲章が決定されます。勲章はすべて立派な功績の証です。
せっかくの勲章を粗略に扱うことは決して恰好の良い姿ではございません。堂々とお飾りになるべきかと存じます。

皇居参内後、写真撮影などをお済ませになった後であればいつでもよろしいかと存じますが、勲章に曇りや汚れが付かないうちにお早めに額装されることをおすすめします。
祝賀会等で皆さまに披露される場合には、額縁ごと会場に持ち込みされる形が通例です。

最高級材となる紫檀から、輸入材のヨーロピアンチェリー材までさまざまです。
国産の桜材が最もご好評を頂いております。

世界情勢の影響で木材価格が高騰する中、比較的お求めやすい額は工場で乾燥準備していた材で生産しております。特に紫檀材は現在輸入が行われておらず、最も高級となります。

厚みのある勲章を納める関係上、内部に余裕ある構造の和額が最適です。
勲章・賞状を納める仕組みを拵える技術を持った専門工場にて製造しております。
西洋風の縁材を用いた額もご提案できますので、ぜひご検討ください。

勲記・勲章額の場合、寸法は95×59㎝、重量は約５～5.5kgです。
額立てで設置する場合には幅1m×高さ70㎝×奥行40㎝程度の空間が必要となります。

勲章のみ、賞状のみでコンパクトにお飾りできる額縁がございます。

どなたでも納められる説明書をお付けしておりますが、万一の場合銀座明倫館にお問い合わせください。
一都三県内でしたら、交通費＋7,700円にて出張額装サービスをご利用いただけます。

軽量なアクリルガラスですので、万一落下しても危険な破片が飛び散るような事にはなりません。
また、吊り紐もピアノ線入りの大変堅牢な紐となっております。

納める勲章と賞状の寸法が違うため、銀座明倫館ではお求めに際して必ずご受章内容をお調べして製造いたしております。

立派な漆器の勲章ケースですので無理からぬことですが、箱はあくまでも箱であって、勲章・賞状と同格に扱われるのはお門違いかと存じます。箱はお手元で略綬を保管するためにお使いになるのが正しい扱いかと思います。

多くは会長室・社長室などに飾られますが、応接室や会議室にお飾りになるケースもございます。
ご自宅に飾る場合は複製を会社に飾られることをおすすめします。

決まり等はございませんのでお好みでお選びになるのが一番かと存じます。お部屋との相性、額の色合い等でお悩みの場合はぜひお問い合わせください。叙勲アドバイザーが真摯にお答えいたします。