令和二年秋 旭日単光章受章 畠山泰彦先生インタビュー

新型コロナウイルス感染拡大というこれまでにない状況の中で、ご受章をなさった畠山先生にご協力をいただきお話を伺いました。

銀座明倫館
このたびのご受章に際し、内示を受けられた時のお気持ちをお聞かせください。
畠山先生
内示は電話とメールで受けました。まさか、という気持ちでした。令和2 年11 月3日の正式発表で事の重大さに驚きました。多方面、特に地元の方々より多くのお電話を頂きました。
銀座明倫館
昨年は伝達式と拝謁が中止となってしまいましたが、勲章と勲記の伝達はどのように行われたのでしょうか?
畠山先生
私の場合は関係省庁の方が来社され、弊社内にて叙勲伝達式を行いました。
銀座明倫館
ご受章の準備は、どのようになさいましたか?
畠山先生
まず、勲章と勲記を入れる額を準備し、返礼品と挨拶状の準備を始めました。
銀座明倫館
額を選ぶ際にこだわったポイントについてお聞かせください。
畠山先生
自宅のモダンな和室に飾りたかったので、それに合う額を選びました。部屋の雰囲気にとても良くマッチしています。
銀座明倫館
記念品の『ボンボニエール令月』(本カタログ30 頁)についてはいかがでしょうか?
畠山先生
以前、母の友人から受章の記念にもらったボンボニエールがずっと印象に残っていました。
召し上がって喜んでいただける、場所を取らない記念の品ということで選びました。
皆にとても喜んでもらえたようです。
銀座明倫館
記念品は、お祝いを頂いた方へのご返礼として差し上げたのでしょうか?
畠山先生
そうですね。電報や電話のみ頂いた方には、菊紋と鳳凰が箔押しされている御挨拶状を送付しました。
銀座明倫館
畠山先生には比較的早いタイミングで、弊社の展示室にお越しいただき、その際お祝い会のご相談も頂戴しました。昨今の状況を鑑み、今は祝賀会についてどのようにお考えでしょうか?
畠山先生
今後、コロナが落ち着いたら、自宅にて何回かに分けて、「感謝の会」を持ちたいと考えています。今回の受章を我が事として喜んでくれた人たちを招いて、是非、直接感謝の気持ちを伝えたいですね。
銀座明倫館
正装・勲章を佩用しての記念写真についてですが、暖かくなる頃には撮影できるとよろしいですね。
畠山先生
そうですね。家内も楽しみにしています。4 月頃には撮りたいですね。二回の大病を乗り越えられたのも、今回の受章も家内のおかげと感謝しています。
銀座明倫館
私共の方で、写真室の予約・貸衣装・美粧の全てをアレンジさせていただきます。是非、ご宿泊の上ご夫婦でゆっくりとお寛ぎ頂きたいと存じます。
銀座明倫館
ご受章から数か月が経ちましたが、今のお気持ちをお聞かせください。
畠山先生
時間の経過と共に、このたびの受章は誠に名誉なことであるという思いが湧いてきます。
同時にこれまで関わってくださった方々、業界の方々や我が社を代表して頂いたものと受け止めております。
銀座明倫館
最後になりますが、次世代へのメッセージ、特にこのたびの受章理由である、中小企業の発展・振興についての思いがございましたらお願いいたします。
畠山先生
IT 技術の発達により社会経済構造が目まぐるしく変化する昨今、得意分野を磨き足元を固めることが必要です。常に市場ニーズを見据えながら長年培った技術を基盤として、研究開発により新分野に進出し、信頼性の高い提案型企業へと成長していくことが求められています。そうした努力を継続し、社会に必要とされ続ける企業であることが、私共中小企業の生き残る道であると考えております。

インタビューを終えて

御挨拶状の最後に、“何時の間に年を重ねる我にして 考えは老いず 十代のまま”と記されていらっしゃるのが印象的でした。その柔軟な発想により、世界シェアの70% を占める製品を開発する会社を育て上げられたのではないかと思います。常に新しいことにチャレンジをされるお姿は、まさに私たち若輩者のお手本であると存じます。ありがとうございました。

(株)銀座明倫館 代表取締役 磯村砂月