平成30 年秋 黄綬褒章受章 出雲 正樹 先生をお訪ねして

平成の最後に黄綬褒章を受章なさった出雲先生と、半年ぶりにお目にかかる機会をいただき、色々とお話を伺うことができました。そして、出雲大社にて初めて正式参拝をさせていただき、出雲大社の歴史・建造物についても詳しくご説明をいただく等、大変お世話になりました。

銀座明倫館
黄綬褒章を受章なさった時のお喜びについてお聞かせください。
出雲先生
今回の受章は島根県消防設備協会事業の発展に従事したということでいただきました。協会の副会長を経て会長に就任して二年後でしたが、最初に受章を知った時(内示を受けた時)はやはりとても嬉しかったですね。
銀座明倫館
出雲先生は現役での御受章でいらっしゃいましたので、御多用の中、御返礼につきましてはどのようにお考えでいらっしゃいましたでしょうか?
出雲先生
返礼については、とにかく参内後一月以内とか、特に私の場合は秋の褒章でしたので、年内に失礼のないようにと考えました。しかし、慌てて皆一律の返礼を行うよりも、年が明けて少し遅くなってもいいので、個々のお客様の顔を思い浮かべながら一番喜んでいただける記念品を選んで御礼状と共に送りました。結局返礼は三月に入ってからとなりましたが、皆様にお喜びいただきこの度の受章の喜びを分かち合う「お福分け」が出来たのではないかと思っています
銀座明倫館
出雲先生は三回にわたり祝賀会(感謝の会) がございましたが、この三回に分けられた理由をお教えていただけますでしょうか?
出雲先生
実は、有難いことに全部纏めて一堂に会した祝賀会の提案を頂戴しましたが、これでは感謝の気持ちが伝わりづらいと思ったからです。例えば協会の関係、業界・会社関係、ライオンズクラブ等と皆さんの顔ぶれもお付き合いの仕方も異なりますので、やはりそれぞれの方に感謝の気持ちをお伝えしたいという思いから、三回に分けて行うのが最善と考えました。お蔭様で、全ての祝賀会(感謝の会)において、皆様と貴重な楽しいひと時を過ごさせていただきながら感謝の気持ちを伝えることが出来ました。
銀座明倫館
ところで出雲先生は島根県のドクターヘリ事業導入に貢献されたと伺っております。こちらにつきましてもお話をお聞かせいただけますでしょうか?
出雲先生
例えば、都市部での救急車搬送時間に比べ、島根県のような医療過疎地を抱える県土環境では助かる命が助からない場合が決して少なくありません。そこで何とかこの現状を打破したいとの想いから、ライオンズクラブなどの民間主導(世論)パワーで県に働きかけ、待望の島根県ドクターヘリ事業導入の達成に向けてお手伝いをすることができました。
銀座明倫館
今後もドクターヘリ導入のような活動を続けていかれるのでしょうか?
出雲先生
是非、こうした活動はドクターヘリに拘わらず続けて行きたいですね。島根県は横に長い県ですので交通網の発達がそのまま県の発展へと繋がります。今後も出来る限りの活動を通じて、皆が安心して住める島根県の発展に少しでも貢献できれば嬉しいことです。

取材を終えて

出雲先生にはお忙しいスケジュールの中、多大なるご協力をいただきまして有難うございました。 出雲先生のような素晴らしいお人柄の方にお目にかかれましたのも、叙勲褒章に関連する仕事をさせていただいているからこそと、出雲大社の荘厳な雰囲気の中でこの仕事に携わる喜びを新たに致しました。

これからもお客様にご信頼いただける会社として、前進してまいります。

このたびは誠にありがとうございました。

(株)銀座明倫館 代表取締役 磯村砂月